子供のいる夫婦の生命保険、平均相場は？

子供のいる夫婦の生命保険、平均相場は？

子供（乳幼児から大学生までの扶養家族）のいる夫婦が加入している生命保険について、その死亡保障額の最新状況を、公益財団法人生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」（平成24年度）から紹介します。この調査は、平成24年4月5日〜5月20日の間に、全国436地点の世帯員2人以上の一般世帯を対象として実施され、4,063世帯から得た回答を集計したものです。

それによると、扶養している子供の年齢層別に見た場合、夫婦が掛けている普通死亡保険の死亡保障合計金額の平均値は、以下の通りです。

【子供のいる夫婦の死亡保障額・平均値】

①末子が乳幼児の場合　　　　平均3,167万円　（N=497）
②末子が小中学生の場合　　　平均3,811万円　（N=477）
③末子が高校生以上の場合　　平均3,673万円　（N=257）

※ N値はサンプル数（世帯数）

この公表データでは、親の年齢構成については不明です。また、子供の人数も不明であり、一人っ子の場合も含めて末子の年齢層を基準に分類しています。

以上のデータでは、末子が乳幼児の場合の死亡保障額がやや少なめですが、この年齢層は比較的に若い世代の夫婦が多く、収入に応じて保険料を節約しているためではないかと思われます。しかし、年齢が上がると死亡保障額は増え、3,000万円台後半が平均的な保険金額となります。

なお、この調査で扶養家族の子供がいる世帯では、子供の人数が平均1.9人でした。従って、子供2人の4人家族における保険金額の平均相場が3,000万円台後半と見ても良いでしょう。

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