10代の生命保険の平均相場と選び方
10代の生命保険の平均相場と選び方
死亡保険(死亡・高度障害保障を主契約とする生命保険)は、被保険者を20歳以上の成人とするものが一般的です。しかし、保険会社によっては18歳以上または16歳以上で加入できるものもあります。一方、医療保険(入院・手術保障が主契約で死亡保障のない保険)は、未成年者でも被保険者として契約できる保険が主流であり、6歳以上または0歳からでも加入できるものが少なくありません。
●10代で死亡保険に加入する場合
一般的に10代で死亡保険に加入するケースは稀であり、ほとんどのファイナンシャルプランナーは保険料を支払うよりも貯蓄するべきだとアドバイスすることでしょう。しかし、10代であってもすでに就職している人や家業を営んでいる人で、結婚して扶養家族がいる場合、あるいは父母や兄弟姉妹の生活を援助しなければならない場合などは、自分に万一のことがあった場合の家族の生活保障を考えなければなりません。経済的に無理のない範囲で生命保険への加入を検討しましょう。
10代の生命保険の平均加入金額についての統計資料は見当たりませんが、生命保険文化センターが2012年12月に公表した「生命保険に関する全国実態調査」(平成24年度)という信頼度の高い調査結果があり、29歳以下の世帯主(妻がいる場合)の平均加入金額を知ることができます。前掲「20代の生命保険の平均相場と選び方」で紹介していますので、参考にしてください。
●10代で医療保険に加入する場合
医療保険は終身タイプ(保険期間が終身)が主流です。保険料の払込期間が終身であっても60歳までなどの有期であっても、10代までに加入すれば、月額保険料が1,000円台〜2,000円台と比較的に安価なものになります。しかも、原則として、主契約は加入時の保険料が固定され、保障内容も一生涯変わらずに継続するという契約です。実際のところ、10年、20年先には医療の状況も変化し、契約の見直しを考えることになるかもしれませんが、入院・手術というまとまった医療費負担に対する備えとして、確かに有効かつ便利な保険と言えます。
ただ、教育費を始めとして子育てには実に雑多な出費が伴い、一般的にはそれが家計を圧迫する最大の要因となります。親が保険料を支払う契約者として子供の医療保険に加入しようとするときは、限られた生活資金を有効に活用するために、その必要度や優先順位を客観的に考慮して判断しましょう。
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